パリで出会ったミュージシャンたち
4月に友人を訪ね、フランスへ行ってきました。
そういえば、フランスにはあちこちにミュージシャンがいます。
メトロで移動すると、駅の構内はもちろん、電車の中にまで演奏者が乗り込んできます。
アコーディオン奏者やチューバ奏者が、電車の中で名曲を奏でている光景によく出会います。
日本の電車の中だったら「うるさい!」と怒られてしまいそうですが、パリジャンたちにとっては、日常の当たり前の出来事の様で、気が向けば席を回ってきたミュージシャンの帽子にコインを入れたり、知らんぷりで本を読んだりしています。
彼らは、駅と駅の間に2、3曲演奏して、乗客から投げ銭を集めては、また降りて違う電車へと乗り込んでいきます。
カフェで一服していても、ミュージシャンが勝手にBGMを奏でにやってきます。
カフェの店員さんも仕事をしながら面白がって見てたり、「これ、何ていう楽器?」なんて話しかけたり、すごくオープンです。
観光地にいけば、弦楽4重奏をしているお姉さんたちや、渋いアフリカ人バンドがジャズを演奏していたりします。
たまに、自力で広場までピアノを持ってきて演奏している強者もいます
今回の旅では、ピアノの演奏を聞く機会もありました
1回目は、モンマルトルの丘のカフェにて。若いお兄さんが、枯葉をジャッジーにアレンジして格好良く弾いていました。しばし立ち止まって聞き耳をたてる…
2回目はディズニーランド・パリ近くの大型ショッピングモールのイベントで、恰幅のいい紳士がピアノ・ソロのライブを行っていました。華やかにアレンジされた名曲の数々を軽々と演奏していて、熟練の技を見ることができました。
そんなわけで、日本に帰ったら、もっと練習がんばろーと、刺激をうけて帰国した次第です。
ミュリエール