思い出スイッチ
2022.12.9
仙台のpippiです
先日、久しぶりに義父母を連れて、浄土ヶ浜(岩手県)へ旅行に行きました。
浄土ヶ浜は義父母の思い出の地で、主人が小さい頃は家族で毎年訪れていたとか。
義父母は何年か前まではしょっちゅう旅行を楽しんでいて活動的でした。
ところが、ここ数年、急に義母の痴呆の症状がすすんだこともあり、2人でのお出かけは少なくなっていたようで、今回の旅行をとても楽しみにしてくれていました
夕方、家族で毎年泊まっていたという思い出の宿にチェックイン。懐かしがる義父とは対照的に、義母はまるで初めて来たような顔をして、
「素敵なところね、また来たいわね」と海を眺めていました
義父は、主人が小さかった頃は歌がとても上手で(親バカかな??)
「およげ!たいやきくん」をよく歌った、と昔話をはじめ、お酒も入っていた私たちはみんなで、およげ!たいやきくんを歌っていました。
すると急に、
「ここで、のん(義母は主人をこう呼びます)、およげ!たいやきくんを歌ったわね!!上手だったわ。可愛かったわ、また歌ってほしいなぁ」と義母。
ご要望にお応えして、40数年ぶりにあらためておよげ!たいやきくんを熱唱した主人(笑)
義母に見えたのは保育園時代の主人だったのでしょうか。
急に義母の口からは昔の思い出が溢れ出して、みんなびっくりしました
帰ってきた後も、旅行の写真を見せておよげ!たいやきくんを一緒に歌うと、浄土ヶ浜は楽しかったと思い出してくれます。
以来、義母の思い出スイッチになる曲、他にもあるんじゃないかと模索中です。
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