ミュージックサイレン
2024.7.5
こんにちは そむたむです
先日、ご葬儀のリクエストで、四国地方のとある市について調べていたところ、その市では1日に4回、異なるメロディを流す「ミュージックサイレン」というものがあったという事を知りました。 オルガンやハーモニカを少し低くしたような、重厚感がありノスタルジックな音でした。
元々は、戦後の頃ヤマハの工場で使われていた、終業を告げるサイレンが空襲警報を連想してしまうという事で、音階がついたサイレンを開発し、それが各地に広まっていったそうです。
そのミュージックサイレンも、騒音問題や故障などにより、今ではほとんど姿を消して、防災行政無線(定時チャイム)にその役割をバトンタッチしていったそうです。
私の住む街では、学校の「キーンコーンカーンコーン」で有名な
ウェストミンスターの鐘が夕方の時間を知らせてくれています。
学校のチャイムもまた、戦後しばらくはサイレンが使われていたけれど、空襲警報を思い出してしまう子供のために先生がウェストミンスターの鐘を提案したのがはじまりだったとか
辛い事を思い出さないために、メロディを。
たとえ同じサイレンの音色でも、そこにメロディがあれば心安らぐものに変わる。
ご葬儀の際には、その場にいる方のお気持ちが少しでも安らぐように…
と願いながら演奏しています。
そして選曲をお任せされた時には、故人様やお見送りする方にとっての特別なメロディは何か? いい葬儀だったねと思い出していただける曲は何か?を、
サウンドオフィス・コア一同、日々勉強しております
そむたむ
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