大切な人のために演奏するということ
2017.11/10
先日、大変お世話になっていた方が天国にいかれました
壁にぶつかって辛いとき、心から音楽を楽しめたとき、音楽で食べていくと決心したとき、
いつも寄り添って、正面から向き合ってくださった方でした
そんな尊敬するあなたが生前大好きだった、シューマン=リストの献呈を、
献奏曲として演奏しました
演奏中は色々な思い出が頭を駆け巡って涙が止まりませんでしたが、
あなたのために、あなたのことだけを考えながら弾きました
天国までこの演奏と想いが届いているかしら…
いやいや、あなたやっぱりまだまだね、もっと勉強なさいと笑って聴いていたかしら…(笑)
故人らしい、音楽に溢れた葬儀でした。
つらい気持ちが音楽によって救われたような気がして、改めて、音楽の力は偉大だなと感じさせられました
今後もご遺族の心にあたたかく寄り添えるような演奏を続けて参りたいと強く思った日になりました
いちご