民謡
2017.11/24
セレモニーで何度か民謡を献奏させて頂いたときに感じた事です
民謡は同じ曲でも,歌い手さんにより節回しが異なったり、
陽旋法・陰旋法(西洋音楽で言う、長音階・短音階のようなもの)
の両方で演奏されていたり、はっきりとした拍子が無かったりで、
練習の時に戸惑う事もしばしば…
リクエストを下さったご遺族の方には、
様々な音源を参考にしつつ、ある程度自分なりの解釈でアレンジしている事をお断り申し上げでから、
献奏させて頂いております
それでも民謡の献奏の際には、
他のジャンルの曲の時よりも好意的なご感想を頂くことが多いような気が致します
日本語の言い回し方やリズムなどから、自然的に節が出来上がってきたような民謡は、
ノスタルジックな感情を湧き上がらせていく作用があるのかなと思います
自分でも民謡を練習をしていて、今度は西洋音楽の音階の方がなんか違和感を覚えてくるような不思議な感覚になります
専門書に由れば,陽旋法(二六抜き音階?)が日本人にとって自然な音階なのだとか…
普段は西洋音楽を基本とした楽譜、楽器で活動をしており無意識に
それが音楽のスタンダード的な感覚になっておりましたが、
日本の心を忘れていない自分を認識した次第です
めかぶっち